医師職

糖尿病センター

きめ細かな管理と、急病時の迅速対応で地域に貢献

糖尿病、肥満に代表される生活習慣病は沖縄県の将来に暗い影を落としています。当センターでは専門医・看護師・管理栄養士が一丸となり患者様のライフスタイルにあわせた治療を提供しています。甲状腺、下垂体、副腎など内分泌疾患も当センターの得意とする領域です。
さらにケトアシドーシス、クリーゼなど迅速対応を要する病態にも積極的な入院受け入れを行っています。

INTERVIEW

インタビュー

高橋隆

糖尿病センター長

高橋 隆

RYU TAKAHASHI

日本内科学会認定医
日本糖尿病学会専門医・研修指導医
日本甲状腺学会専門医
日本内分泌学会専門医・指導医
日本医師会認定産業医
医学博士

糖尿病センターの特長
糖尿病センターでは臨床・教育・研究を3本柱と位置づけそれぞれをバランス良く発展させることで糖尿病を中心とした生活習慣病診療の拠点病院として地域住民の健康増進・疾病治療へ貢献することを目的としております。
月曜日から土曜日までの午前中は2診体制で他院からの新規紹介症例(3〜6/日)を含む外来診療(30〜40/日)を行い、午後は病棟を中心に糖尿病関連や内分泌疾患の症例を診療しながら他科入院中の併診症例(常時40名程度)の診療にも従事しております。
当センターでは当院所属の初期研修医・専門医研修医は元より周辺医療機関からの研修希望者を積極的に受け入れ、研修を行っており、お互いに切磋琢磨しながら知識・技術の向上に邁進しております。
また、各種研修会、講演会や学会発表も積極的に行っており、当院から情報を発信しながら最新知識のUPDATEを行うことにも力を入れております。
当センターでは、最終的に患者様が幸せな人生を送るためにはどのようにしたら良いのかを突き詰め、サポートできるようになることを目的としています。そういった意味では他のスタッフと様々な仕事内容を共有し、広い範囲で勉強できる環境が醍醐味かと思います。
糖尿病センターの雰囲気
当院は、こじんまりとアットホームな雰囲気の中、診療科や職種の垣根を越えて様々な相談できるちょうど良い規模の施設です。
1つ1つの壁が高く、相談自体が難しい雰囲気の存在する施設もある中、当院は雑談の中から新しい発見もあるなど、環境に恵まれています。
また、一緒に仕事をした医師の中には、最終的に内科の認定医や糖尿病専門医を取得し、全国で活躍するだけでなく、当センターで学んだ知識を他施設で同じように後輩に教育している姿を見ていると嬉しい限りです。
メッセージ
糖尿病センターでは糖尿病・内分泌以外の症例も診療を行っているため、ここで研修された医師は内科認定医の資格取得を行います。その後引き続き糖尿病専門医資格取得のため研修をおこなって頂いております。(当院は日本糖尿病学会認定教育施設として認定)
糖尿病診療においてチーム医療が欠かせませんが、当センターでは外来・入院を問わず、医師・看護師・管理栄養士・薬剤師・理学療法士及び健康運動指導士がチームとなり患者様の診療・教育・指導に従事しております。
そのため糖尿病に従事するコメディカルの育成にも力を入れており、毎年糖尿病療養指導士の資格試験に合格出来る様にカリキュラムを作成しております。
毎日午後対象患者全員の回診を行っておりますが、医師のみではく各々の専門家であるコメディカルと共に症例検討を行い、様々な角度から最良と思われる治療を選択するように心掛けております。
糖尿病センター

INFORMATION

糖尿病センターについて
糖尿病センター基本目標
1.臨床・教育・研究を3本柱とし、糖尿病を中心とした生活習慣病診療の拠点病院として地域住民の健康増進・疾病治療へ貢献する。
2.沖縄県の糖尿病・内分泌治療の中心的施設となる事を目指す。
【臨床】
地域拠点病院としての役割を担う紹介患者を積極的に受け入れる一方、病態が安定した症例は逆紹介を行います。病診連携を深める事で地域拠点病院としての役割を担います。

【教育】
糖尿病診療に必要なスキルを身に付ける(日本糖尿病学会認定教育施設)
教育の充実を目標に一般内科症例も積極的に受け入れ、総合的な内科スキルの取得を目指します。
糖尿病専門医を始め各種専門医の資格取得を応援致します。

【研究】
最新の知識を取得する学会や各種研究会では積極的に発表を行うと同時に多施設の取り組みに触れ最新の知識を取得致します。

【その他】
チーム医療の充実多職種による症例検討会・回診などを通して、多方面からの様々な考え方を学びます。
(医師・看護師・管理栄養士・薬剤師・理学療法士・健康運動指導士)
2017年度糖尿病センターの実績
【糖尿病】 計1,253
1型糖尿病(37)、2型糖尿病(1,215)、その他の糖尿病(1)

【電解質異常】 計19
高カルシウム血症(1)、低カルシウム血症(1)、高ナトリウム血症(2)、低ナトリウム血症(4)、高カリウム血症(1)、低カリウム血症(10)

【視床下部・下垂体疾患】 計4
先端巨大症の疑い(1)、汎下垂体機能低下症(2)、下垂体性尿崩症(1)

【甲状腺疾患】 計108
甲状腺機能低下症(14)、結節性甲状腺腫(34)、バセドウ病(28)、甲状腺中毒症(1)、亜急性甲状腺炎(2)、慢性甲状腺炎(26)、無痛性甲状腺炎(3)

【副甲状腺疾患】 計5
副甲状腺腺腫(1)、原発性副甲状腺機能亢進症(3)、副甲状腺癌(1)

【副腎疾患】 計51
褐色細胞腫(2)、副腎腫瘍(43)、原発性アルドステロン症(5)、腎血管性高血圧症(1)

【その他】 計66
脂質異常症(46)、高尿酸血症(10)、痛風発作(1)、偽痛風(3)、骨粗鬆症(6)

総計:1,506
学会発表
平成29年度 学会発表(PDF) 平成28年度 学会発表(PDF) 平成27年度 学会発表(PDF)
他医療機関交流
当センターは他医療機関との交流にも積極的に行っております。
亀田総合病院糖尿病内分泌内科との症例検討会や翔南病院を始めとする沖縄県内の医療機関との症例検討会を開催しております。後期研修医は亀田総合病院にて2ヶ月間研修する国内留学制度も準備しており、当院で症例の少ない妊娠糖尿病や小児糖尿病を中心に研修して頂く事も可能です。 他医療機関交流

SCHEDULE

週間スケジュール
 月曜日火曜日水曜日木曜日金曜日土曜日
8:00内科カンファレンス
8:30入院・症例カンファレンス
午前外来
午後15:00~
DMチーム回診
夕方甲状腺穿刺16:00~
症例カンファレンス
当直帯
  • ・糖尿病センターでは基本的に午前中外来、午後病棟を中心に診療を行っております。
  • ・毎朝内科カンファレンス終了後(8:15頃〜糖尿病センターにて)入院症例のカルテカンファレンスを行い、当日必要な検査・治療方針についてディスカッションを行います。
  • ・その後外来の予定がない場合は病棟にて入院症例への診療や他科症例依頼、内科症例緊急対応等を行います。
  • ・午後15:30からは糖尿病チームによる回診を行い翌日以降の診療スケジュールや中・長期的視野に基づいた治療方針について検討を行います。
  • ・毎週水曜日16: 00からは症例カンファを実施しております。
  • ・入院・外来を問わず1〜2症例に対し現在の治療方針や各種合併症精査の確認、食事・運動に対する指導状況及び行政の介入調整などについてコメディカルを交えて検討を行っております。
  • ・週1回エコー下甲状腺穿刺施行しています。

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