臨床研修室とは
PHILOSOPHY
研修理念- 初期・専門医ともに現場で実戦的に働ける若手医師を育てます。
- 医師個人としてスキルはもとより、チームを率いる医師に必要な人間力を育てます。
- 基本となる知識と考え方を身につけつつ、症例経験を通して臨床力を高めていく体制を構築しています。
患者に向き合うのは、
自分自身のためでもある。
臨床研修室長
前田 武俊
- 少人数制だからこそ経験を大事にできる
- 研修医自体が少人数制であるため、様々な経験ができることは1番の特長です。例えば、300床で8人いる病院と当院のように200床前後で4人の体制では明らかに研修の密度は濃く、あらゆるシーンへの対応という面では、大変貴重な時間ではないでしょうか。規模が小さいことをデメリットとして捉えるのではなく、少人数制のメンバーだからこそ1つ1つの経験症例を大事にできることが特長ではないかと考えます。
また、内視鏡やカテーテルにおいても手技の経験が多くでき、経験するからこそ難しさ、奥深さ、そして他の科への引き渡す際の心遣いなどを考えることができます。
- 相乗効果が期待できる距離感
- 事務職の職員ではありますが、久野さんという研修室を守っていただける大きな存在がいますので、研修医にとってはとても心強いかと思います。先生方同士の距離も近い事から分からないことがあればすぐに質問できますし、新しい風を吹き込むという意味ではお互いに相乗効果が発揮できるのではと考えています。
- 「患者の声に耳を傾け、真摯に向き合いなさい」
- 当院では、豊富なプライマリーケアの症例経験、研修医対象のセミナーや実技のトレーニングを通して、一人前の医師として必要な知識・技能を身につけるシステムを構築しています。
皆さんの先輩たちも、2年間の研修生活の間に立派な臨床医となって日本中に飛び立っていきました。教え子たちの成長を頼もしく感じると同時に、この先の長い人生で、彼らが道に迷ったり、絶望したり、腐ったりせず、また仮にそのような状況に陥っても自分の力で立ち上がる、医師として”幸せな”人生を歩ませるにはどうすればよいかと、私自身も日々思いを巡らせています。
私たち医師にとっての”幸せ”とはなんでしょうか。お金や技術、名誉など人によって価値観は変わり、どれも広義の”幸せ”に違いありませんが、どのような医師人生を歩むにせよ確実に言えることは、私たちは病を背負った患者様と向き合わねばならないということです。これは医師免許を持った瞬間からはじまる、私たちの宿命です。この現実を直視するとき、医師人生における満足や幸福、自己実現を患者との関わりなしに論ずるのは困難だといえます。
「患者の声に耳を傾け、真摯に向き合いなさい」
日本全国多くの病院では、日々このようなフレーズで研修医指導が行われていることでしょう。しかしその真意には、まじめな問診・診察という以上に深い含みがあります。
―私たち医師の幸福は、間違いなく、患者様の笑顔の中にある。
―医師が患者様に向き合うのは、実は自分自身のためでもある。
私たち医師ががむしゃらに走り続け、そしていつの日か自分のこれまでを振り返るとき、誰もがそのことに気付くのです。
医師と患者様は、ともに利する(Win-Win)、高め合う関係です。医師が犠牲となって患者様が生かされるのでもなく、また患者様が医療の食いものにされるのでもありません。
そして、そのためにも私たち医師自身が本当の意味で”幸せ”であり続けなくてはならない。
うわべの知識や技術のハウツーにとどまらず、当院や群星沖縄で学ぶ多くの経験が皆さんの医師人生を豊かにするものであってほしい、そう願ってやみません。
INTRODUCE
研修環境の紹介-
- 那覇港と海が一望できる眺望
- 大浜第一病院は海に隣接した場所に建てられており、
那覇港と海が一望できる眺望となっております。
豊かな自然を臨みながら心穏やかにリハビリや
治療に向き合えます。
-
- まるで自然公園のような庭園
- 院内に作られた庭園は、緑豊かな環境で
まるで自然公園の中にいるような気持ちになれます。
患者様の心のケアも大事な医療のひとつと
考えております。
-
- 全面ガラス張りのふれあいホール
- 広い吹き抜けと全面のガラス張りのホールは
そのまま庭園と接しており、ホール内にいながら滝や池、緑の多い景色を眺めることができます。
院内であることを忘れるかのような開放感があり、
リラックスしてお過ごしいただけます。